「可視化処理入門・実践セミナー」開催のお知らせ

掲載日:2020年12月18日
 数値シミュレーションや測定・実験などで得られた結果を「どのように可視化
する」か,という問題は多くの研究・開発の分野において共通のとても重要な問
題です.例えるなら,得られたデータが食材とすれば,可視化法は料理方法と言
えます.どんなにおいしい食材も,その料理の仕方次第で,美味しくも不味くも
なるように,可視化方法の良し悪しが与える影響は決して少なくありません.可
視化方法を改良したことで,それまで想像もしなかった知見に気付いたり,現象
が見事に把握できたりすることも多くあります.
 特に,計算機の性能が著しく向上した現在では,3次元のボリュームデータな
ど大量のデータを直接取り扱えるようにもなってきており,『2次元・3次元デー
タをどう効果的に可視化するか』は必ず必要な技術と言えます.
 さて,ParaViewはVTK(Visualization tool kit)を基盤とするオープンソー
スの可視化ソフトウェアです.多機能で様々な可視化方法が利用でき,かつ導入
も比較的容易であり,すなわち入門者から上級者まで様々な用途で利用できる拡
張性が高いソフトウェアと言えます.
 そこで,今回は可視化処理入門・実践セミナーと題し,ParaViewによる2D/3D
可視化の基礎を実践演習(ハンズオン)形式で開講します.幅広い分野からの大
学院生・学部生の皆さまの参加をお待ちしております.

名称:可視化処理入門・実践セミナー
主催:研究環「先進的高性能計算基盤の新展開と分野横断的応用の創成」
共催:学際融合型先進コンピューティング・リサーチコア
場所:オンライン開催
開催日程:2020年12月24日(木) 10:00-16:00
申し込み・問い合わせ先:
大久保寛(システムデザイン学部 電子情報システム工学科 准教授)
kanne@tmu.ac.jp
注意:
・参加を希望する場合は,必ず事前に上記メールアドレスまで申し込みください.
・ハンズオンセミナーのため,10名先着順にて締め切らせて頂きます.
・申込みメールの件名を「可視化処理入門実践セミナー申込み」としてください.
・オンラインアクセス用URLや受講に必要な環境をメールにて返信します.

 

 
ポスターはこちら(1.13MB)