航空宇宙システム工学科

航空宇宙システム工学科 ホームページ

航空機を用いた微小重力実験
航空機を用いた微小重力実験

人類は20世紀初頭から空と宇宙を目指し,今日までにあらゆる航空宇宙システムを実現してきました。今日では、飛行機に乗って遠い海外まで簡単に行けるようになり、テレビやネットで正確な天気予報を見たりスマホで地図を見ながらGPSを使ったりするという、ありふれた日常生活においても人工衛星が不可欠となっています。そして最近では、小型人工衛星やドローンが急速に普及しつつあり、今後これらを活用した新たな世の中が訪れようとしています。このように航空宇宙システム工学は、これまでも、そしてこれからも人類の幸福な社会の構築に貢献し未来を拓き続ける学問分野です。

航空宇宙システム工学は、航空機・ロケット・人工衛星といった航空宇宙システムを創造し、それらを高度12,000m以上の上空や宇宙空間のような極限環境でも高い信頼性で性能良く機能するよう設計・製造し、そしてより広く人類社会で利活用することを探求する先進的な総合工学です。当然、その学びの場には最先端領域の知識と技術、それらを支える実験・実習設備が必要です。本学科は、遷・超音速風洞、ジェットエンジン、小型ロケットエンジン、真空チャンバー、模擬無重力実験装置、高温度疲労試験装置、騒音・振動試験用クロージング、フライトシミュレータなど豊富な実験装置を所有しています。そして幅広い学問分野を俯瞰する教員陣がそれらを活用し、工学的な諸問題を総合的に捉えて解決する能力を学生が修得できるよう教授します。また、宇宙航空研究開発機構、情報通信研究機構、海上・港湾・航空技術研究所と連携し、学外研究者による講義を開講するとともに、希望する学生はこれらの研究所で研究指導を受けることができます。また、鳥人間コンテスト、学生室内飛行ロボットコンテスト、衛星設計コンテストへの出場なども積極的に支援しています。本学科では、学生の皆さんがそのチャレンジ精神を存分に発揮できることでしょう。

カリキュラム

数学や物理学、化学などの専門基礎をベースに、空気力学、推進工学、材料構造力学、飛行力学、制御工学を中心とした科目を学びます。これらに宇宙情報通信や宇宙環境利用などの応用科目を加え、幅広い分野で活躍できる人材育成のための教育プログラムを用意しました。1年次から3年次に、講義・演習・実験をバランス良く修得できるカリキュラムで、4年次になると研究室に配属され、教員1名当たり3~4名程度の少人数指導体制のもと、特別研究(卒業研究)に臨みます。

求める学生像

引張試験機を用いた材料強度の測定
引張試験機を用いた材料強度の測定
  • 宇宙の開発利用、航空機やロケットなどの航空宇宙輸送システムに興味を持っている人
  • 航空宇宙工学において、新技術の研究・開発に取り組む積極性を有する人
  • 国内外の研究機関との研究交流・共同研究に興味を持っている人

履修モデル

履修モデル図

取得可能な資格・免許

  • 学士(工学):卒業を要件として取得できます。

卒業後の進路(航空宇宙システム工学科/学域)

主な進学先

【学部 卒業生】

東京都立大学大学院 東北大学大学院 東京工業大学大学院 名古屋大学大学院 ジョージア工科大学大学院

主な就職先

【学部 卒業生】

全日本空輸 スカイマーク スターフライヤー ソラシドエア 日本貨物航空 東海旅客鉄道 川崎重工業 本田技研工業 SUBARU 日産自動車 双日エアロスペース エヌ・ティ・ティデータ キヤノン オリンパス シャープ 新和電工 住友精密工業 不二越 日本製鉄 国土交通省(航空管制官) 日本電気航空宇宙システム 三菱プレシジョン 三菱電機特機システム 日放電子 宇宙技術開発 牧野スライス製作所

【博士前期課程 修了生】

IHI 川崎重工業 三菱重工業 三菱電機 全日本空輸 日本航空 本田技研工業 日産自動車 SUBARU いすゞ自動車 デンソー ファナック 住友重機械工業 スカパーJSAT 日本電気 エヌ・ティ・ティデータ ソフトバンク キヤノン電子 セイコーエプソン 国立研究開発法人海洋研究開発機構

【博士後期課程 修了生】

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 気象庁気象研究所 防衛省 POWER ENGINEERING CONSULTING JOINT STOCK COMPANY 1

※(2017~2021年度実績を掲載しています。)

教員一覧

航空宇宙システム工学科 教員一覧ページへ

入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

全学サイト『「卒業の認定に関する方針」、「教育課程の編成及び実施に関する方針」、「入学者の受入れに関する方針」【新組織】』ページの「アドミッションポリシー」をご確認下さい。

卒業の認定に関する方針(ディプロマポリシー)/教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

全学サイト『「卒業の認定に関する方針」、「教育課程の編成及び実施に関する方針」、「入学者の受入れに関する方針」【新組織】』ページの「ディプロマ・ポリシー&カリキュラム・ポリシー」をご確認下さい。