学部長、研究科長メッセージ

新しい社会の実現

システムデザイン学部長 阿保 真
システムデザイン学部長・研究科長
阿保 真

「システム」とは多様な要素を有機的に組み合わせて機能を実現するものです。「デザイン」とは設計という意味を持ちます。つまり「システムデザイン」とはいろいろな要素を研究し、それを組み合わせて新しい仕組みを創り出すことを意味します。

これからの社会はAI、ビッグデータ、IoT、ロボティクスなどの先端技術が高度化し、社会が劇的に変化すると考えられています。それに対応するためには、科学、技術、工学、アート、数学の5つの領域を横断的に学び、科学的に思考し全体をシステムとしてデザインする力が求められています。さらに持続可能な開発目標(SDGs)への理解と取り組みも重要な視点となっています。

本学部の特徴は、現在の社会に必要なシステムだけでなく次世代や近未来の実現を目指す様々なシステムを、数理的、システム工学的なアプローチはもちろんのこと、人間の感性を重視したデザイン工学的なアプローチからも総合的に教育・研究を実施している点です。本学部を構成する5つの学科は、それぞれが独自性を持って特徴的な専門教育と研究活動を行っていますが、各学科の専門分野に限定されることなく、学科間の緩やかな連携による教育研究体制により、周辺分野の知識も含めた学際・横断的教育を受けることができる仕組みを整備しています。

新しい社会を実現するための力を身に付け、未来を切り開いていきましょう。

システムデザイン学部長・研究科長
阿保 真