国際交流事業

1 研究・教育における国際交流の推進

(1)国際交流協定締結状況

平成17年度は、東京都立科学技術大学及び東京都立大学が締結している国際交流協定締結校と東京都立大学又は東京都立大学システムデザイン学部・システムデザイン研究科の協定を締結するために準備を進めてきた。

なお、平成18年3月に東京都立科学技術大学の協定締結校である国立中正大学(台湾)と東京都立大学で教育研究の協力と国際交流のために協定を締結した。

(2)留学生の受入れ

平成17年度は、科技大において釜山大学(韓国)から1名、東京都立大学工学研究科においてマイソール大学(インド)から1名の学生を受け入れた。

(3)国際交流協定校訪問

平成17年7月4日~7月6日には、平成17年度東京都重点事業である共同研究「複数台車による知的回収システム」について打合せを行うため、石島学部長、森教授、村越准教授の3名が協定校である国立中正大学(台湾)を訪問した。また、平成18年3月26日~3月29日には、同共同研究の研究成果をまとめるため、森教授、村越准教授の2名が国立中正大学を訪問した。

(4)教員の海外研究・研修

本学では、世界に通用し、リードする研究・教育を推進するため、教員の海外研究・研修を実施している。平成17年度における教員の海外研究・研修出張は110件であった。内訳は、研究交付金によるもの44件、文部省科学研究費補助金によるもの30件、その他の経費によるもの31件、研修が5件である。

(5)海外研究員等の来訪

①マイソール大学 研究員1名 平成17年5月1日~10月31日

②サザンプトン大学 研究員1名 平成16年11月1日~(2年間)
(日本学術振興会:外国人特別研究員)

2 アジア大都市ネットワーク21

アジア遠隔教育プロジェクト共同事業(参加8都市:東京、デリー、クアラルンプール、北京、ジャカルタ、マニラ、シンガポール、台北)において、主に次の事業を実施した。

(1)参加都市間によるテレビ会議の実施(平成17年6月)
(2)東京都からの受託事業である「アジアの遠隔教育環境等に関する調査研究」の遂行
① アジア各都市の遠隔教育環境等に関する基礎調査(石島学部長)

アジア主要都市の基礎調査及びアジア各都市の主要大学に関する基礎調査を行い、アジア遠隔教育プロジェクトのこれまでの事業展開を踏まえ、事業化(事業推進体制、資金調達など)に向けた検討を行う一方、大学間ネットワークの構築に向けた課題の整理と事業展開の方法等について検討を図った。

②遠隔教育教材の開発(石島学部長・村越准教授)

IT関連教材として「組込ソフト開発者の育成に係る教材」の開発を行った。