「MATLABプログラムの高速化セミナー」開催のお知らせ

掲載日:2015年10月9日
  大規模データの解析や複雑な問題のシミュレーションを実行する場合,計算の終了までに数時間,あるいは数日かかることがあります。 本ハンズオンでは,このような計算の時間を減らすコーディングテクニックと並列処理方法について紹介します。 並列処理と聞くと複雑なコードを書かなければいけないというイメージがあるかもしれませんが, MATLABではわずか数行で並列処理を行うことが可能です。本セミナーでは,具体的には以下の内容について紹介します。
・コードの修正によるパフォーマンス改善 (ハンズオン)  
 MATLABは,コードの書き方によって計算時間が数倍も速くなることがあります。 ここでは,計算時間の分析方法,ベクトル化による高速化,配列の事前割り当てについて体験していただきます。
・データストレージの工夫 (ハンズオン)
 大規模データを扱う際に,すべてのデータを読み込まずに一部のデータのみを抽出する方法や,スパースな行列をより少ないメモリで扱う方法を紹介します。
・マシンリソースを活用した並列計算 (一部ハンズオン)
 マルチコアCPUによるジョブの並列実行方法について,注意点を解説した後に実際に体験していただきます。
 また,ニューラルネットワークの学習でGPUを使用する例をお見せします。 最後に,ユーザ側で定義した関数のGPU計算や複数のGPUを並列的に使用する例を紹介します。  
大学院生・学部生の皆さまは,もちろん,教職員の方々の幅広い分野からの参加をお待ちしております。

名称:MATLABプログラムの高速化セミナー
主催:教育改革推進事業「多分野横断で行う次世代情報処理の実践教育」
共催:首都大学東京・ミニ研究環「超並列化が拓く他分野融合計算科学の新描像」,
        システムデザイン学部情報通信システムコース

日時:平成27年10月23日(金)14:40-18:00
場所:日野キャンパス2号館4F 405室
申し込み・問い合わせ先: 大久保寛(システムデザイン学部 情報通信システムコース 准教授)
            kanne@tmu.ac.jp

注意:
1)参加を希望する場合は,必ず事前に上記メールアドレスまで申し込みください。 ハンズオンセミナーのため,
30名先着順にて締め切らせて頂きます。  件名を「MATLAB高速化セミナー申込み」としてください。
2)ハンズオンセミナーのため,PCは受講者の持込みにて対応お願いします。
 また,受講に際して,各自のPCにMATLAB:バージョンR2015bまたはR2015a及び以下のツールボックスを必ずインストールしてきてください。
 (首都大学東京はMATLABの包括ライセンス契約をしており,学生・教職員の個人のPCや研究室の計算機にMATLABをインストールし利用することができます。)

MATLAB Parallel Computing Toolbox, Optimization Toolbox, Statistics and Machine Learning Toolbox, Neural Network Toolbox, Image Processing Toolboxe



ポスターはこちら(368kB)