「可視化処理入門・実践セミナー」開催のお知らせ

掲載日:2018年12月7日
 数値シミュレーションや測定・実験などで得られた結果を「どのように可視化する」か,という問題は多くの研究・開発の分野において共通のとても重要な問題です.例えるなら,得られたデータが食材とすれば,可視化法は料理方法と言えます.どんなにおいしい食材も,その料理の仕方次第で,美味しくも不味くもなるように,可視化方法の良し悪しが与える影響は決して少なくありません.可視化方法を改良したことで,それまで想像もしなかった知見に気付いたり,現象が見事に把握できたりすることも多くあります.
 特に,計算機の性能が著しく向上した現在では,3次元のボリュームデータなど大量のデータを直接取り扱えるようにもなってきており,『2次元・3次元データをどう効果的に可視化するか』は必ず必要な技術と言えます. さて,ParaViewはVTK(Visualization tool kit)を基盤とするオープンソースの可視化ソフトウェアです.多機能で様々な可視化方法が利用でき,かつ導入も比較的容易であり,すなわち入門者から上級者まで様々な用途で利用できる拡張性が高いソフトウェアと言えます.
 そこで,今回は可視化処理入門・実践セミナーと題し,ParaViewによる2D/3D可視化の基礎を実践演習(ハンズオン)形式で開講します.幅広い分野からの大学院生・学部生の皆さまの参加をお待ちしております.

名称:可視化処理入門・実践セミナー
主催:首都大学東京・ミニ研究環「金融・科学・工学を融合する高性能計算基盤」
日時:2018年12月26日(水曜日) 13:30-18:00
場所:日野キャンパス2号館 5階 504室(CAL室)
対象:本学学生、教職員
申し込み・問い合わせ先:
大久保 寛(システムデザイン学部 電子情報システム工学科 准教授,kanne●tmu.ac.jp)
(メールを送信される場合は●を@に変換してください)
注意:
・参加を希望する場合は,必ず事前に上記メールアドレスまで申し込みください.
・ハンズオンセミナーのため,20名先着順にて締め切らせて頂きます.
・申込みメールの件名を「可視化処理入門実践セミナー申込み」としてください.
・会場にある端末を利用して演習を行いますが,ご自身のノートPC※(Windows,Mac OS X)を持参されても構いません.その場合,事前にParaviewをインストールしてきてください.
 ※最新のOSにアップデートをしており,ウイルス対策ソフトがインストールされたパソコンに限ります.
・会場の端末を利用する場合,本学教育研究用情報処理システムのアカウントが必要です.パスワードの有効期限が切れているとログインできません.事前にログインできることを確認しておいてください.

 
ポスターはこちら(535kB)