インダストリアルアートコース
概要説明
21世紀はデザインの時代です。首都東京の巨大システム、そのイノベーションをデザインの力で加速しよう。インダストリアルアートコースは、さまざまな産業・活動を芸術的な視点から再編集し、新しい文化的な創造活動をプロデュースしていく人材の育成を目指して、2006年度にスタートしました。世界有数の情報発信地である東京を学びの対象に、エンジニアリングをベースにデザイン・アートを意識した感性重視の実践的カリキュラムで、次世代のクリエイター、プロデューサーを育てていきます。
本コースは学生の学びの方向を2つのコア(専門分野)に分けています。
「プロダクトデザインコア」では家電・トランスポーテーション・空間・家具などにいたる多様な工業製品や人間工学のデザインを学びます。
「メディアアートコア」では、デジタル技術をベースに映像、Web、ソフトウェア、インタラクティブアートからグラフィックデザインにいたるメディアデザインとコンテンツ作りを学びます。
また、デザイン資源を生活や社会・産業などに活かすためのリサーチ・企画・プロデュース・編集能力なども学びます。
ワークショップなどの体験的なプログラムが充実しており、ひらめきを大切に、感じる心や豊かな感性を育む教育を実現していきます。
カリキュラムの特色
専門科目は「基礎総合ワークショップ」と「コア科目」の2つに分かれています。「基礎総合ワークショップ」では、感性を磨くことを主眼に、デザイン全般に不可欠な技術と知識を基礎から実践かつ体験的に学んでいきます。「コア科目」には、プロダクトデザインとメディアアートの2つの専門分野があり、志望のフィールドに合わせて演習科目等を継続的に選択履修し専門性を高めていきます。4年次には、12のスタジオ(専門領域)に分かれ、デザインが拓く新たな可能性を特別研究としてまとめることになります。
求められる学生像
東京を取り巻くさまざまな産業・活動をデザインの視点から再編集し、新しい価値を提案できる感性豊かな人材が求められています。デザインへの関心はもちろん、のびのびとした心で大胆な発想ができ、また緻密な作業も粘り強く行える人。そして何より、自分の将来と社会の未来に対し「夢と希望」のある学生を求めています。
履修モデル
区分 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | |||
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基礎科目群 | 基礎ゼミナール、情報科目、言語科目、理系共通基礎科目、保健体育科目、キャリア教育 | ||||||
教養科目群 | 都市・社会・環境、文化・芸術・歴史、生命・人間・健康、科学・技術・産業 | ||||||
基盤科目群 | 人文科学領域、社会科学領域、自然科学領域、健康科学領域 | ||||||
専 門 教 育 科 目 群 |
選 択 必 修 科 目 |
基礎総合 ワ-クショップ |
芸術と社会倫理、ドローイングA | ドローイングB | |||
基礎造形A、基礎造形B | デザイン史A | ||||||
基礎造形C | |||||||
2 次元コンピュータグラフィックス | |||||||
アニメーション基礎 | |||||||
デザイン史B、色彩学概論 | |||||||
エディティング基礎 | |||||||
コ ア 科 目 |
プロダクト デザインコア |
トランスポーテーションデザイン基礎 | トランスポーテーションデザイン演習A・B | ||||
イクイップメントデザイン基礎 | トランスポーテーションデザイン実習A・B | ||||||
デザイン材料論 | イクイップメントデザイン演習A・B | ||||||
リビングデザイン基礎 | イクイップメントデザイン実習A・B | ||||||
スペースデザイン基礎 | リビングデザイン演習A・B | ||||||
人間工学基礎 | リビングデザイン実習A・B | ||||||
スペースデザイン演習A・B | |||||||
スペースデザイン実習A・B | |||||||
人間工学演習A・B | |||||||
人間工学実習A・B | |||||||
メディア アートコア |
博物館概論B | 電子工作 | グラフィックデザイン演習A・B | ||||
Web 基礎 | グラフィックデザイン実習A・B | ||||||
美術館資料論 | ゲームプログラミング演習A・B | ||||||
グラフィックデザイン基礎 | ゲームプログラミング実習A・B | ||||||
プログラミング基礎 | インタラクティブアート演習A・B | ||||||
映像基礎 | インタラクティブアート実習A・B | ||||||
美術博物館実習 | ネットワーク演習A・B | ||||||
ネットワーク実習A・B | |||||||
映像演習A・B、映像実習A・B | |||||||
エディティング論 | |||||||
エディティング演習A・B | |||||||
特別研究(必修) | インダストリアルアート特別研究1 | ||||||
インダストリアルアート特別研究2 | |||||||
学部共通科目(選択) | 科学技術英語第一 | ||||||
科学技術英語第二 | |||||||
システムデザイン論 | |||||||
産業と法規 | |||||||
インターンシップ |
教務課HPの「システムデザイン学部授業概要」もご確認下さい。
http://www.kisokyo.tmu.ac.jp/kyomu/jugyou/index.html#SD
取得できる資格・免許
学士(芸術工学):卒業を要件として取得できます。
学芸員資格:定められた科目の単位の修得ならびに卒業を要件として取得できます。
インテリアプランナー受験資格:定められた科目の単位の修得ならびに卒業を要件として取得できます。
商業施設士補受験資格:定められた科目の単位の修得を要件として取得できます。
卒業後の進路
就職先
岡村製作所、東映シーエム、NHKアート、ヤフー、鹿島建設、キヤノン電子、ニトリ、オムニバスジャパン、アドウェイズ、博報堂アイスタジオ、東京海上日動システムズ、JR九州エージェンシー、LIXIL、サントリーホールディングス、バンダイ、パルコスペースシステムズ、キディランド、DELL JAPAN、カシオ計算機、ヴァンドームヤマダ など
進学先
東京都立大学大学院、東京藝術大学大学院 など
アドミッションポリシー
インダストリアルアートコースでは、次のような学生を求めます。
- 人とのコミュニケーションを大切にするダイナミックな行動力のある人
- デザイン、システム、社会に対して、豊かな感性をもって幅広い視野で捉えることに興味をもっている人
- 先進のデザイン学を学ぶために十分な数学や英語などの基礎学力を持っている人
一般選抜
試験教科・科目
- (前期)
- 第一次選抜(大学入試センター試験)
- 必須教科:国語、数学、理科、外国語
- 第二次選抜(個別学力検査)
- 必須教科:数学、外国語、造形表現
- 第一次選抜(大学入試センター試験)
- (後期)
- 第一次選抜(大学入試センター試験)
- 必須教科:国語、数学、理科、外国語
- 第二次選抜(個別学力検査)
- 必須科目:数学、造形表現
- 第一次選抜(大学入試センター試験)
推薦
選考方法等
- 一般推薦入試
- 出願書類、小論文、面接及び口頭試問により総合的に判定