情報通信システムコース
概要説明
インターネットやデジタル通信、情報セキュリティ、知能情報処理から高度な情報処理まで、現代社会の基盤技術である「情報」と「通信」を融合させ、その両者を集中的に学び、研究する。国公立大学では他に類をみないコースです。
技術の進歩が著しいこの分野において、常に新しい技術を生み出すことのできる「底力」のある技術者を育成するために、基礎を徹底重視、幅広い学問領域をバランスよく学修します。またその学問レベルは極めて高く、海外留学生が多いことからも国際的に高い評価を受けています。さらに、民間からの教授も多く、インターンシップや共同研究などを通じて、大学だけではわからない実社会の「生」の刺激を体験できるチャンスも豊富。社会に出てから通用する、社会に必要とされる人材育成にも自信があります。
カリキュラムの特色
本コースのカリキュラムは、各自の関心に応じて専門性を深めていけるように設計されています。低年次には、情報通信分野の共通的基礎を構成する科目群を通じて、基礎を徹底して学びます。高年次になると、情報通信、通信システム、計算機システム、ソフトウェア、知能情報システムの各領域にわたるコース専門教育科目群が提供されます。それらをバランスよく履修することによって、情報通信システムに関する知識を全般的に修得することができます。
求められる学生像
急速な進歩を遂げる情報通信分野では、その進歩においていかれることを恐れていては、何も始まりません。自らがリードしていくという力強い気概が必要です。そんなチャレンジ精神をもった人を歓迎します。また、基礎を徹底重視するという観点から、数学、物理の基礎力が求められます。そうした素養をベースに、情報処理や情報通信の技術、それらの基盤となるシステム技術に対して幅広い興味をもった人の期待に対して、本コースは十分に応えることができます。
「技術を知り、活かし、創る人材」を目指して。それが、本コースのモットーです。
履修モデル
区分 | 1年 | 2年 | 3年 | 4年 | ||
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基礎科目群 | 基礎ゼミナール、情報科目、言語科目、理系共通基礎科目、保健体育科目、キャリア教育 | |||||
教養科目群 | 都市・社会・環境、文化・芸術・歴史、生命・人間・健康、科学・技術・産業 | |||||
基盤科目群 | 人文科学領域、社会科学領域、自然科学領域、健康科学領域 | |||||
専 門 教 育 科 目 群 |
選 択 必 修 科 目 |
情報通信工学 基礎科目 |
情報通信特別講義 | 回路理論、電磁気学 | ||
情報通信数学第一 | プログラミング基礎第二 | |||||
プログラミング基礎第一 | データ構造とアルゴリズム | |||||
論理回路 | 情報通信数学第二、制御理論 | |||||
情報工学 分野科目 |
論理設計 | コンピュータアーキテクチャ | ||||
情報ネットワーク | 情報理論、確率統計工学 | |||||
VLSI 設計、ソフトウェア工学 | ||||||
オペレーティングシステム | ||||||
オブジェクト指向プログラミング | ||||||
データベース、人工知能 | ||||||
ヒューマン・コンピュータ・インタラクション | ||||||
通信工学 分野科目 |
通信工学 | 信号解析、ディジタル通信 | (応用通信工学) | |||
電磁波工学 | 光電波伝送工学、メディア情報処理 | |||||
ディジタル信号処理 | センシングシステム | |||||
情報代数と符号理論 | ||||||
応用通信工学 | ||||||
情報通信 応用分野科目 |
知能情報処理 | ディジタル電子回路 | 計算論 | |||
応用プログラミング | (コンピュータグラフィックス) | |||||
ネットワークコンピューティング | (Web マイニング) | |||||
コンピュータグラフィックス | ||||||
知的ネットワークシステム | ||||||
パターン認識、情報通信応用数学 | ||||||
Web マイニング | ||||||
エンベデッドシステム | ||||||
情報通信 システム演習 科目 |
情報工学演習 | 通信工学演習 | ||||
回路理論演習 | ||||||
実験科目・ 特別研究(必修) |
情報通信基礎実験 | 情報通信応用実験 | 情報通信システム特別研究1 | |||
情報通信プロジェクト | 情報通信システム特別研究2 | |||||
学部 共通科目(選択) |
科学技術英語第一 | 産業と法規 | ||||
科学技術英語第二 | ||||||
システムデザイン論 | ||||||
インターンシップ |
教務課HPの「システムデザイン学部授業概要」もご確認下さい。
http://www.kisokyo.tmu.ac.jp/kyomu/jugyou/index.html#SD
取得できる資格・免許
学士(工学):卒業を要件として取得できます。
高等学校教諭一種免許状(情報):定められた教職に関する科目と教科に関する科目の単位(講義・演習・実習)の修得ならびに、卒業を要件として、教員免許状が取得できます。
第一級陸上特殊無線技士:所定の科目の単位の修得ならびに、卒業を要件として、取得できます。
第三級海上特殊無線技士:所定の科目の単位の修得ならびに、卒業を要件として、取得できます。
卒業後の進路
就職先
NTTドコモ、NTTデータアイ、日立製作所、富士重工業、日揮情報システム、シスメックスCAN、MS & ADシステムズ、三菱総研DCS、JSOL、JCB、セイコーエプソン、日本トータルシステム、トヨタテクニカルディベロップメント、テクノマセマティカル、エキサイト など
進学先
東京都立大学大学院、東京工業大学大学院 など
アドミッションポリシー
情報通信システムコースでは、次のような学生を求めます。
- 数学、物理、英語の十分な基礎を身につけ、情報処理の技術、情報通信の技術、それらの基盤となるシステム技術に幅広く興味を持っている人
- 問題解決のための主体的な計画立案、課題遂行能力、チームワークといった、技術者に必要な素養を身につけたい人
一般選抜
試験教科
- (前期)
- 第一次選抜(大学入試センター試験)
必須教科:国語、数学、理科、外国語 - 第二次選抜(個別学力検査)
必須教科:数学、理科、外国語
- 第一次選抜(大学入試センター試験)
- (後期)
- 第一次選抜(大学入試センター試験)
必須教科:国語、数学、理科、外国語 - 第二次選抜(個別学力検査)
必須教科:数学
- 第一次選抜(大学入試センター試験)
推 薦
選考方法等
- 一般推薦入試
- 出願書類、小論文、面接及び口頭試問により総合的に判定
- 指定校推薦入試
- 出願書類及び面接により総合的に判定
- 都立工業高校等特別推薦入試
- 出願書類及び面接により総合的に判定