機械システム工学科

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人や環境と関わるロボットたち
人や環境と関わるロボットたち

安全・安心で持続可能な社会を構築し、高レベルな健康維持および医療支援を実現するために、これらの目的に関連する多様で複雑な問題を解決し、高い付加価値を生み出し、社会を快適化するための機械システムが求められています。そのようなシステムの開発には、システム工学、制御工学、ロボット工学、設計工学、生体工学、マイクロ・ナノテクノロジなどの学問領域を主体とする広範な知識と教養を有するとともに、それらを横断的な視点から活用できる人材が不可欠となってきています。本学科では上記の学問領域の基礎を教育することにより、求められる理想社会を構築する機械システムを創り出すことのできる創造性豊かな人材を育成します。

知能機械コース

「知能機械」は、多様で複雑な問題を解決し、高い付加価値を生み出し、社会を快適化する「機械制御・知能化システム」及び「サービス情報・ロボット工学」に関連する学問研究領域です。知能機械システムの開発には、機械工学を主体とする広範な知識と教養を有するとともに、分野横断的な視点から活用できる能力が必要不可欠です。知能機械コースでは、このような学問領域の基礎および機械システムに共通する学問を学び、次いで制御理論、システム設計、ロボット開発などの先端的・専門的学問分野についても学修します。これらにより、高度専門的でありながら、横断的・俯瞰的な視野をも有することができる科目群を備えています。

生体機械コース

「生体機械」は、高度に発展しつつある生命科学を機械工学に採り入れ、医学と工学との連携(医工連携)にも密接に関係する新しい学問研究分野です。全ての人に対する「高レベルな健康の維持」とそれを実現するための「医療の支援」は、今後ますます重要となる社会的ニーズです。これらを実現するためには、「医用工学・生体工学」及び「人間工学・福祉工学」などの身体の機能を把握・維持・強化・再建する工学技術の修得と研究開発が不可欠です。生体機械コースでは、このような学問領域の基礎、および機械システム工学に共通する学問を最初に学びます。次いで、細胞レベルから個体(人体)レベルに至るマルチスケールにわたる生命科学・工学に関する先端的・専門的学問分野についても学修します。これらにより、高度専門的でありながら、横断的・俯瞰的な視野をも有することができる科目群を備えています。

カリキュラム

機械システム工学科では「知能機械コース」と「生体機械コース」の二つの教育課程を設けており、2年次後期より各コースに所属し、各専門分野について学びます。

知能機械コース

「安全・安心で持続可能な社会」を実現するため、「機械制御・知能化システム」及び「サービス情報・ロボット工学」に関連する学問領域の基礎及び機械システムに共通する学問を学び、次いで固有の専門分野について学びます。当該分野の基本的な問題に対して学修した知識を適用し、知能機械システムを創り出すことのできる創造性豊かな人材を育成します。

生体機械コース

「高レベルな健康の維持及び医療の支援」を実現するため、「医用工学・生体工学」及び「人間工学・福祉工学」に関連する学問領域の基礎及び機械システムに共通する学問を学び、次いで固有の専門分野について学びます。これにより、当該分野の基本的な問題に対して学修した知識を適用し、生体機械システムを創り出すことのできる創造性豊かな人材を育成します。

求める学生像

モーションキャプチャによる運動計測実験風景
モーションキャプチャによる運動計測実験風景
  • 今後の社会を支える多様で新しい機械システムの創成に関わりたいと考える人
  • 新しい方法論の展開、技術の研究・開発に取り組む上で、主体的に計画を立案し、自ら課題を設定する積極性を有する人
  • 国内外の開発・研究機関との技術交流・共同研究・共同開発に高い興味を持ち、積極的に参加する人

履修モデル

知能機械コース
履修モデル図
※2年次前期までは広く基礎的な科目を学び、同後期からコースを選択してより専門的に学びます。
生体機械コース
履修モデル図2
※2年次前期までは広く基礎的な科目を学び、同後期からコースを選択してより専門的に学びます。

取得可能な資格・免許

  • 学士(工学):卒業を要件として取得できます。

卒業後の進路

主な進学先

東京都立大学大学院 東京大学大学院

主な就職先

【学部 卒業生】

UDトラックス 本田技研工業 セイコーエプソン バンダイ フォトロン 住友電装 泉工医科工業 東京エレクトロン 日本ライフライン キッツ NTTデータ・アイ Sky 富士通Japan ティー・コム 製品評価技術基盤機構 法務省

【博士前期課程 修了生】

本田技研工業 日産自動車 パナソニック キヤノン いすゞ自動車 日立製作所 富士電機 川崎重工業 デンソー 日本電気 日本航空 三菱電機 荏原製作所 ブリヂストン ソニー オリンパス 富士ゼロックス 日本精工 テルモ ニプロ 帝人 住友重機械工業 リコー ニプロ トヨタ自動車 アルプスアルパイン JFEスチール IHI 不二越 日立ソリューションズ 日揮ホールディングス 大日本印刷 森永製菓 京セラ 花王 旭化成 マツダ セイコーエプソン スズキ シャープ アズビル TOTO 月島機械 ボッシュ テルモ ダイキン工業 クボタ SUBARU NTTデータ LIXIL JX金属

【博士後期課程 修了生】

日立製作所 Indonesian Institute of Sciences 国立大学法人電気通信大学 北京理工大学 独立行政法人 労働者健康安全機構(入社時:労働安全衛生総合研究所) 岡山県立大学(教員) AeroEdge

※(2017年~2021年度実績を掲載しています。)

教員一覧

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入学者の受入れに関する方針(アドミッションポリシー)

全学サイト『「卒業の認定に関する方針」、「教育課程の編成及び実施に関する方針」、「入学者の受入れに関する方針」【新組織】』ページの「アドミッションポリシー」をご確認下さい。

卒業の認定に関する方針(ディプロマポリシー)/教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラムポリシー)

全学サイト『「卒業の認定に関する方針」、「教育課程の編成及び実施に関する方針」、「入学者の受入れに関する方針」【新組織】』ページの「ディプロマ・ポリシー&カリキュラム・ポリシー」をご確認下さい。